ピックアンドプレースユニットの前縁検出
課題
回路基板の製造に使用されるピックアンドプレースユニットは、極めて速いスピードで正確な動作を行います。最初の工程では、クリームはんだ印刷機で基板にペースト状のはんだを塗布します。主に抵抗器、ダイオード、トランジスタ、集積回路から構成されるSMT (表面実装) コンポーネントは、適切な位置に配置するためにテンプレート上に装填されます。
このようなピックアンドプレースユニットの用途には、プロセスを迅速に完了させるために信頼性の高い前縁検出が必要になります。
解決法
ピックアンドプレースユニットには小型の光ファイバが最適です。DF-G1増幅器はファイバから分離できるため、作業員はデジタルデュアルディスプレイの画面を見やすい場所でデータを監視できます。
また、クロストーク回避アルゴリズムが搭載されているため、複数の増幅器を近い距離で同時に使用することができます。DF-G1増幅器はウォームアップドリフトが非常に小さいため隣り合わせに取り付けることが可能で、SMTコンポーネントを回路基板に配置するときに前縁を検知する際にも、製造ラインに簡単に並べて設置できます。
DF-G1にある可視光の赤色LED検知ビームを使うとアライメントを容易に行うことができ、設置にかかる時間が短縮されます。スイッチポイントしきい値、受光動作と遮光動作、出力タイミング機能、ゲインレベル、反応速度の設定を含む直感的なユーザーインターフェースで、簡単な操作とデータ監視が実現します。
この記事で取り上げられた製品
DF-G1シリーズ 汎用光ファイバ増幅器
汎用およびエラー防止に最適なIO-Link機能を搭載したファイバ増幅器。単純な操作でセットアップと構成を行えます。NPNまたはPNP出力です。