繁忙な製造現場でのコミュニケーション [成功事例]

明確なコミュニケーション – 生産エリア全体における積み下ろしステーションのステータスを一目でわかる表示にすることで、部品のフローをリモート監視できるようになる

効率性 – 誤った方向に流れる部品や損傷した部品の削減により、作業ステーション全体の部品のフローを合理化できる

パフォーマンス – 低電力でエネルギー効率の高いLEDインジケータは、視認性に優れ、必要最小限の整備で数年に渡って確実に動作する

自動車部品の製造における革新的なリーダーであるこの企業は、世界中の自動車産業にエンジン、トランスミッション、ハイテク製品などを提供しています。硬化プロセスの間、アルミ製の部品は、大型の工業用オーブンを通過するコンベアに載せられます。部品は、オーブンの全長を通過するのに必要となる時間で、熱処理サイクルを完了します。その後、コンベアから取り出され、仕分けされてから、最終的に作業ステーションに搬送されます。

オーブンを通過する部品が多くなってくると、積み降ろされるアイテムの流れのペースに合わせることはますます困難になります。仕分けエリアでの停滞が高まり、アイテムが誤った方向へ流されたり、破損することさえあります。部品の流れを一時的に停止するば、アイテムを積み降ろすオペレータは間違いを訂正し、ピックアップステーションを一掃することができます。しかし、積み下ろしエリアと積み込みエリアとの間の距離と周囲の機械から得る干渉により、オペレータ同士のコミュニケーションが困難になります。

2色のEZ-LIGHT® Touch K50ボタンをオーブンの積み下ろし側に設置しました。システムの設置と配線は簡単で、 必要だったのは、ブラケットを取り付け、2線DCライトを配線することのみでした。同社は、オーブンの積み込み側に、K50のステータスをエミュレートするように改造されたEZ-LIGHT® TL50タワーライトを配備しました。

積み下ろしオペレータがK50ボタンを押すと、ボタンとタワーライトが赤く点灯し、積み込みオペレータに作業を停止するよう知らせる信号を送信します。もう一度ボタンを押すと、双方のライトのステータスが赤から緑に変更され、オペレータが積み込みを再開するように信号を送信します。さらに、K50の点灯したボタンは、積み下ろしオペレータに対しステータスリマインダを見やすく表示するので、明瞭なコミュニケーションが確保され、誤った再起動によるダウンタイムを減らすことができます。バナーのEZ-LIGHTシリーズが提供するライトは視認性が高いため、日中の明るい条件下でも、生産エリア全体で、オーブンで作業するオペレータのステータスを視覚的に確認することが可能です。

バナーLEDインジケータライトの実装により、困難な環境での明確かつ目視できるコミュニケーションが可能になりました。積み下ろしオペレータは、積み込みオペレータに明確な視覚的指示を与え、部品の積み込みを中断または再開することができます。製品のフローが停止すれば、その間に積み下ろしオペレータは部品をすべて仕分けして取り除けるので、エリアの渋滞、部品の誤った方向へのフロー、および損傷する可能性を最小限に抑えられます。より多くの正しい部品がより多くの正しい作業エリアに確実に流れるようになったため、全体的な生産効率性を向上することができました。