スタンピング加工された金属部品のマルチポイント検査
課題
スタンピング加工された多くの金属部品には、組み立て工程で他の部品に適応させるためにパンチ穴があります。時折、パンチ穴が貫通していないことがあり、スタンピング加工部品が一致しなくなります。そのため、スタンピング加工部品がすべて同じであり、適切な場所にパンチ穴があけられていることが不可欠です。
解決策
小さい金属部品に所定数の穴があけられていることを確認するため、マルチポイント検査に対応したiVu Plus TG画像センサを複数の検査領域 (ROI) 用に設定して、穴があること、穴が正しい場所に打ち抜かれていることを確認します。iVuをエリア検査用にセットアップして、スタンピング加工部品の複数の箇所をスキャンし、特定の特徴または検査特徴の有無を確認します。
スタンピング加工部品がコンベアで搬送されてくると、マルチポイント検査に対応したiVu Plus TGビジョンセンサによって、打ち抜かれた穴があるべき場所の画像が取り込まれます。穴がなかったり間違った位置が打ち抜かれていると、iVu Plusは問題を識別してオペレータに問題が発生した箇所を知らせます。そのためオペレータは何によって異常が生じたのかを正確に把握してすぐに問題を修正できるため、製造ラインの効率を維持しながら材料の無駄を削減できます。
iVu Plus TGビジョンセンサは1度の検査で複数の種類のセンサに対応するため、スタンピング加工部品のパンチ穴の点検に最適です。iVu Plus TGは使いやすく外部PCは不要で、簡単な4つの操作でセットアップできます。また、iVu Plus TGビジョンセンサには30種類の検査の保存が可能で製品の切り替えにも迅速に対処でき、1度の検査で10種類の製品を分類できます。
この記事で取り上げられた製品
ビジョンセンサ: iVuシリーズ
光電センサの単純さとスマートカメラの高度技術を併せ持ったiVuは、レンズ、照明、I/O、タッチスクリーンまたはPCプログラミング機能を備えた一体型のビジョンセンサです。