ロボットケースエレクターのスタックレベル表示
課題
ロボットケースエレクターは、箱を組み立ててコンベアラインの下流に送ります。最終ラインの包装機のほとんどは自動化されていますが、ロボットに材料が充填されていることを確認するために必要な検出は、多くの場合、手作業で行われています。最近のパッケージングアプリケーションにおいて、施設管理者は、オペレーターが材料のレベルを一目で確認できるようなビジュアル監視ソリューションを求めていました。一方メンテナンスチームは、さまざまなセンサや表示装置、コードセットなどを含む既存のセットアップを合理化したいと考えていました。同じような代替案を検討しましたが、既存の装置の交換やアップグレードには予算的な懸念があったため、スタックの高さを検出し、かつ直感的な視覚表示ができる製品を必要としていました。
解決策
施設管理者は、ロボットケースエレクターステーションに搭載された既存の製品を、2 機能一体型ののK30 Pro 光学センサに変更しました。K30は、インジケータライトを構成できるセンサで、箱のスタックの高さを監視・表示できます。K30の距離モードを使用することで、複数のステーションを担当していたオペレーターは、箱のスタックレベルを素早く確認し、詰め替え作業の優先順位を決めることで、材料不足によるダウンタイムをなくすことができました。箱のスタックがいっぱいになるとインジケータが完全に緑一色になり、箱が消費されるにつれ、インジケータの緑が赤に変化していきます。箱が極端に少なくなるとライトは赤一色になり、K30のディスクリート出力が制御システムに信号を送って監督者に警告する仕組みです。このように、緑から赤への移行が直感的で視認性に優れているため、複数のワークステーションにある箱の補充時期を一人のオペレーターが容易に把握できるようになりました。この検知とステータス表示のソリューションにより、オペレーターはロボットケースエレクターが順調に稼動していることを確認し、予定外のダウンタイムを回避することが可能となりました。