他のセンサでは検出できない場所を検出するバナーT30Rシリーズ レーダーセンサ
超音波センサに代わる長距離・高信頼性の新レーダーセンサ
ミネアポリス―
産業オートメーションのグローバルリーダーであるバナーエンジニアリングは、超音波センサやレーザーセンサが故障するような極限状態でも信頼性の高い検出と位置フィードバックを提供する長距離高性能センサ「T30R レーダーセンサ」を発表しました。
バナーエンジニアリングのシニアプロダクトマーケティングマネージャーを務めるDana Holmesは、「バナーのT30Rは、より長い検出範囲、短いデッドゾーン、優れた分解能を兼ね備えたクラス最高の新しいレーダーセンサー」と説明し、「このセンサの特長は、厳しい屋内環境や過酷な屋外環境でも信頼できるパフォーマンスと精度を提供できることです。雨、雪、霧、煙、蒸気、日光、温度変化、さらに埃や空気中の微粒子にも耐性があります」と続けています。
T30Rの堅牢な稼働パフォーマンスは、従来の24 GHzレーダーセンサを上回る122 GHzレーダー検出能力で対応します。このセンサは、150 mmまでの近距離の物体を正確に検出することができ、センサを近接して取り付けた場合でもクロストークのリスクがなく、±1 cm未満の直線性・繰り返し精度で測定することが可能です。T30Rは、金属や大量の水のような高誘電体だけでなく、木や岩、有機物のような低誘電体の困難な物質も確実に検出することができます。これらの強力な機能は、衝突回避や死角システム、モバイル設備の検出・プロファイリング・ポジショニング、洗車車両のプロファイリング、屋外での検出・測定アプリケーション、埃っぽい大気でのレベル測定アプリケーション、その他多くの過酷なアプリケーションなど、幅広い難題に対処します。
T30Rは、IO-Link、内蔵押しボタン、リモートティーチ入力、またはバナーの無料構成ソフトウェアを使用してプログラムできるように設計されており、静止ターゲットと移動ターゲットの両方を確実に検出するバナーの周波数変調連続波(FMCW)技術を特徴としています。スローポジションとストップポジション用のデュアルディスクリート出力があり、絶対距離測定用のアナログとIO-Linkオプションが用意されています。また、T30Rはパルスプロ出力を備えており、コントローラを別途用意することなく、バナーの様々なインジケータライトに直接接続することができます。このシンプルな統合ソリューションにより、色の変化する直感的な照明によってオペレーターに直接プロセスフィードバックを提供することができます。
小型のT30Rレーダーセンサは、-40 ℃から65 ℃の広い動作温度範囲とIP67定格のハウジングを備えています。
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