熱処理の温度の測定 [成功事例]

熱処理の温度の測定の画像

RTDに接続されたSureCross® DX80 FlexPower®ノードが7階建ての製粉所全体で測定を行い、温度データをリモートSureCross® DX80ゲートウェイに送信します

顧客の要件: 困難な場所での温度の監視

解決法: SureCross®ワイヤレスネットワーク

採用理由: 信頼性の高い通信 – 堅牢な900 MHzネットワークは優れた距離性能を発揮し、障害物を通り抜ける

温度耐性 – システムコンポーネントは最高80° C / 176° Fまで動作可能

顧客のメリット

集中的なデータ収集 – 製粉機のすべてのデータがゲートウェイに集約され、HMI経由でデータにアクセス可能

簡単さ – 時間がかかるケーブル配線の不要なワイヤレス接続

背景

EPAでは燻蒸剤とオゾン層の減少に関連性があるとして、多くの燻蒸剤の使用に制限を設けました。大規模な製粉所ではその代わりに年に3、4回高温処理を実施して、害虫を駆除しています。その際、製粉機内の温度は122° F (50° C) まで上昇します。熱膨張により設備や建物に歪みが生じるのを最小限に抑えるため、温度は徐々に上げられます。そして所定の温度に達したら、害虫が隠れている隙間にも高温の熱が届くように、製粉機全体の温度が24~36時間保たれます。122° F以上に温度を保てなかった場合は熱処理の効果が弱まり、この処理を繰り返す必要性が生じることがあります。

課題

以前は測温抵抗体 (RTD) が7階建ての製粉所中に取り付けられていました。この方法では、熱処理を行う度に、事前にケーブルをRTDに敷設して温度のリモート監視を行います。製粉機の場所によっては装置を容易に設置できました。それ以外の場所は離れたところにあり、装置の接続は困難でした。その上、ケーブルの接続や取り外しを繰り返し行う作業は時間だけでなく、手間も相当かかります。 

解決法

SureCross® FlexPower®ワイヤレスネットワークを導入することで、施設中の至る所の温度データを得ることができるようになり、RTDへのケーブル配線も不要です。最終的に15台のSureCross DX80 FlexPowerノードが設置され、RTDにケーブルで接続されました。RTDによって絶えず温度が測定され、RTDに接続されているノードに測定値が通信されます。ノードからそのデータがリモートSureCross® DX80ゲートウェイに転送されると、そこで温度情報が集中的に集められ、ヒューマンマシンインターフェイス (HMI) を使ってデータへのリモートアクセスが可能になります。各ノードの電源供給にはDX81 FlexPower®電池が使用され、メンテナンスの手間がかからない低消費電力のネットワークで、信頼性が高く長持ちするワイヤレス動作が実現します。 

この記事で取り上げられた製品

Performanceシリーズのゲートウェイとノード
Performanceシリーズのゲートウェイとノード

大規模なエリアでI/Oを伝送するポイントツーマルチポイント (一対多) ネットワークを作成します。入出力のタイプにはディスクリート (ドライ接点、PNP/NPN)、アナログ (0~10 V DC、0~20 mA)、温度 (熱電対およびRTD)、およびパルスカウンタがあります。

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