小型コネクタの点検 [成功事例]
適切な設置を確認するために、車両座席の重量センサコネクタまでの距離を正確に測定するL-GAGE® LE550
顧客の要件:エアバッグ重量センサコネクタが完全に挿入されていることを確認する
解決法:L-GAGE® LE550レーザー計測センサ
採用理由:範囲と解像度 - センサは、ターゲットからの最大距離が600 mmの場合は0.5 mmの単位まで、ターゲットからの最大距離が1000 ㎜の場合は1 mm未満の単位で正確に測定
使いやすさ - セットアップと調整を簡単に行える8文字2列構成のLCDディスプレイ
価格 - 同等センサより優れたパフォーマンスとディスプレイ画面でより低コスト
お客様のメリット
生産高の増加 - 自動点検により、出荷前のエラー検出と修正、スタッフの可用性の向上、組立時間の短縮が実現した
背景
自動車用品製造メーカーは、多様な車両システムを生産しています。座席システムには、構造とデザインに快適性と安全性を強化する特徴が取り入れられています。座席の下部に設置される重量センサは、車両の安全システムと連携して座席占有者のサイズと位置を判別します。事故が発生した場合にエアバックを作動させるかまたはどのように作動させるかという判断を左右するのが、こういった要因です。
課題
正しく機能するには、座席クッションの下に取り付けられる重量センサコネクタが完全に挿入されている必要があります。そうでない場合、事故発生時に、エアバックが正しく作動しません。そのようなシステムは自動車メーカーでは使用できないため返品されます。完全に挿入されたコネクタとそうでないコネクタの距離差は、4 mmです。同社には、出荷前に重量センサコネクタの適切な設置状態を確認する自動点検システムの実装が必要でした。
解決法
座席の重量センサコネクタが完全に挿入されていることを確認するために、バナーのL-GAGEE® LE550が採用されました。LE550はコスト効率の良いレーザー変位センサで、100 mmから1000 mmの動作範囲で非常に優れた解像度を備えています。
L-GAGE LE550は、アセンブリライン沿いに、重量センサコネクタの背面に向けて設置されました。可視性のビームと小さなスポットサイズにより、簡単に調整することができ、LCDディスプレイを使って簡単にセットアップすることができました。コンベアの移動の障害にならないように、LE550はターゲットから500 mmの場所に位置付けられています。この距離から、わずか0.5 mmの距離の変化を認識することができます。
座席が通過する際に、L-GAGE LE550はセンサとコネクタの背面の間の距離を測定します。コネクタが500 mm未満の距離で測定されると、アラームによってオペレータに通知され、ラインがわずかの時間停止します。オペレータはその間に問題を修正することができます。