離れた場所からの車両ドアの部品の有無および位置の確認
用途:車両ドアのアルミニウム製コンポーネントを検出
課題:アルミニウム部品が小さく、検出が困難である
解決法:LTFシリーズレーザー測定センサ
メリット:高い過剰ゲインにより、角度からアイテムを検出することができ、非常に高い精度を得られるため、ターゲットの位置のわずかな差でも検出できる
車両ドアの内側と外側のパネルを繋ぐ前に、ドア内に格納されるシステムに必要な構造や防音などのコンポーネントを設置する必要があります。このプロセスでは、小さなアルミニウム製のコンポーネントがドアの内部パネルに溶接されます。部品が所定の場所に配置され、溶接を行うロボット作業セルにコンベアで送られます。コンポーネントの欠損や誤配置がある場合に溶接してしまうと、パネルは使い物にならなくなります。
説明
LTFシリーズ レーザー測定センサは、正確性が重要であり、ターゲットへのアクセスが非常に困難であるようなこういった検査用途に最適なソリューションです。
単一のLTFシリーズセンサは、ターゲットから約8メートルにある、溶接セル周辺のハードガードに、ターゲットに対して斜めに設置されています。この距離では、センサは設備に接触したり、溶接内の危険にさらされることはありません。センサからの高い過剰ゲインは最大24メートルの検出範囲をサポートし、斜めから物体を検出することができます。その優れた直線性、再現可能性、および解像度によって、ターゲットの位置のわずかな差でも検出できます。
LTFシリーズ レーザー測定センサは検査を単純化し、使いやすく配備しやすく設計されています。各センサには1つのディスクリート出力と1つのアナログ出力があり、ユーザーは位置検査と存在確認を組み合わせることができます。8文字2列のLCDディスプレイと直感的なメニューが備えられています。これらの機能によって、検査セットアップを簡単化して、配備を迅速に行い、検査の監視・管理を簡単に行えます。