暗色材料のロール径測定
課題
製造中に材料がなくなるのを防ぐために、紺色の材料のロール径を正確に測定する必要があります。そのためには、ロールの厚さを容易に測定できるセンサソリューションが必要です。
解決法
バナーのLE550は出荷時に100~1000 mmの検出範囲が設定されており、すぐに測定を開始できます。この範囲を調整する必要がある場合は、レーザーセンサに付属の8文字2行ディスプレイの直感的なユーザーフェイスを使って、自動的または手動で設定を簡単に調整できます。LE550は、金属から黒色のゴムまで、検出が困難な対象物に対して高い繰り返し精度および精度を発揮するため、紺色の材料の測定も高い信頼性で行えます。
アナログ出力を使用して、暗色材料ロールの巻き取り速度または巻き出し速度を制御できます。2ポイントティーチオプションを使ってロール径の外側を20 mAポイントとしてティーチし、芯の直径に4 mAポイントを手動設定できます。そのため、ロール全部を巻き出すことなく簡単に調整できます。
ディスクリート出力もロール径用途に使用できます。それによってロールがほとんど空になっていることをオペレータに知らせることができます。セットアップはシングルスイッチポイントを使って簡単に行えます。この機能は、アナログ出力の手動調整と同じようにして、空のロール芯の直径の近くに限界値を設定するものです。ディスクリート出力の設定のためにロールを巻き出す必要はありません。