黒Oリングの検出
課題
反射性のある金属部品に取り付けられた黒のOリングの検出は、コンベアと部品の速度やコントラストの差が原因となって、標準的な光電センサでは困難であることがあります。部品はOリングが取り付けられていなければ、検査に合格しません。
部品にOリングがあることを正確に確認するには、Oリングを高速かつ高精度で検出し、黒と反射性のある表面のコントラストの差を検知できるセンサが必要になります。
解決策
高速な検出が求められる用途には、多用途に対応したバナーの頑丈なQ3Xレーザーコントラストセンサが最適です。部品がコンベア上を進んでいくとき、Q3Xはティーチされたコントラストの差に基づいてOリングの有無を検出します。Oリングがない場合、Q3Xは明るい信号レベルを認識し、PLCに出力を送信します。それによって欠陥を修正するか部品を製造ラインから取り除く必要性があることを作業員に知らせます。Oリングがある場合は暗い信号レベルが認識され、出力は送信されません。
Q3Xはレーザーベースのセンサであるため、製品から数インチ離れた場所からでも黒のOリングのような小さい部品を検出できます。
Q3Xには明暗度に基づいた読み取り値が表示される読みやすい3桁ディスプレイがあり、フィードバックをすぐに確認できます。最高250 µsの高速検出能力を持ち、最大で毎秒2,000イベントを捕捉できます。頑丈な亜鉛ニッケルめっき製ハウジングを持つこのセンサは、切削油剤が使用される環境を含め、多くの環境に適しています。