ホッパーおよび充填ステーションでの黒いプラスチック製トレイの検出
用途:ソース充填ホッパーで黒いプラスチック製のトレイを検出する
課題:衛生環境内で遮光材質が高速に移動する
解決法:バナーエンジニアリングのQ4Xレーザー距離センサ
メリット:IP69K等級ハウジング、FDAグレードのステンレス鋼製、耐洗浄性
食品加工産業において、プラスチック製トレイが正しい場所にあることを確認するのは重要なステップです。ラインの工程で発生するエラーによって、不要な面倒や無駄が作り出され、費用の掛かるダウンタイムに発展します。生産コストを抑えて高い効率性を維持するには、黒いプラスチック製の食品トレイがソースを充填するホッパーに近づく際にそのトレイを確実に検知できるセンサソリューションが必要です。各トレイを正確に検出することで、トレイがあるときのみ充填機が稼働するようになり、食品がこぼれて無駄になることはありません。
高速ラインの頑丈なセンサ
バナーエンジニアリングのQ4Xレーザー距離センサは、25~300 mmの検出範囲の距離に応じて、多様な検出体の色、材質、および表面を検知します。センサはその頑丈な設計により、機械的な衝撃や振動による損傷に耐えることができます。Q4Xには、IP69K等級のFDAグレード ステンレス鋼で作られた非常に頑丈なハウジングも備えられています。このため、機械が高圧洗浄にかけられるような食品産業での使用に最適です。
食品産業における高いスループットを維持するには、食品トレイが生産ラインを移動する過程で接触することなく、非常に近い間隔に置かれていることが重要です。Q4Xはわずか1 mmの距離の変化を検出することができる上、トレイ間のごく小さな隙間をセンサが見つけられるように小さな光点が使用されています。こういった特徴により、Q4Xは、多数のトレイが検知エリアを通過するような高速な環境においても正確な感度の維持を実現しています。
また、コンパクトであるため、ホッパーの近くの限られたスペースでも、多様な設置方法により簡単に設置することができます。