キャップの向きの検出
用途:キャップソーターから出てきたボトルキャップが間違った向きになっていることがある
課題:キャップの上下が逆になっているとキャップがボトルに取り付けられなかったり、キャップ締め機に詰まりが生じることがある
ソリューション:バナーエンジニアリングの100 mmの背景抑制が可能なQ3Xレーザー拡散型センサ
メリット:バナーエンジニアリングのQ3Xレーザーセンサによって、不適切なキャップがキャップ分配システムに挿入される前にはじかれる
飲料品の充填ラインでスループットと製造スピードを高いレベルで維持するため、キャップの搬送および取り付けは極めて速いペースで行わなければなりません。 正しい方向を向いていないキャップがあると工程が大幅に遅れ、高コストのダウンタイムが発生します。 そのため、間違った方向を向いているキャップがキャップ分配システムに運ばれる前に、そのキャップをすばやく識別できるセンサが 必要になります。
説明
100 mmの背景抑制機能を持つバナーQ3Xレーザー拡散型センサは、向きを検出することが求められる用途に最適です。 このセンサには固定式の背景抑制機能が備わっており、特定の距離の対象物のみを認識して、セットポイントを超える対象物を無視することができます。 この場合は、上部がセンサの方を向いているキャップを検出し、向いていないキャップは無視するようにQ3Xで設定します。そうすると、センサの方を向いているキャップが検出されたときに不合格の出力が送信され、そのキャップは不合格となり再びキャップソーターに戻されます。
Q3Xは高速の検出が可能です。 毎秒2,000イベントまで捕捉できます。 3桁アングルディスプレイの分かりやすい表示はセットアップに便利です。 頑丈なニッケルめっき亜鉛ハウジングはIP67およびIP69Kに対応しており、湿潤環境での使用に適しています。