フィーダーボウルレール上の部品検査
課題
振動フィーダーボウルから搬送レールへ部品が並んで運ばれていくとき、次の包装工程または完成済みコンポーネントへの組み込み工程へ進む前に検査する必要があります。フィーダーボウルで効率良く部品の向きを揃えることはできますが、別の検査装置またはコンポーネントなしで小さい欠陥を持つ部品を選別したり、後で問題が生じて製造工程で製品が廃棄処分となるような欠陥を検出することはできません。
解決策
この例は、フィーダーボウルから出てきたばかりの精密機械加工されたボルトがフィーダーボウルレール上を次の自動プロセスまで搬送されていく場面です。このボルトがレール上を進んでいくとき、WORLD-BEAM QS18がボルトを検出し、検査センサであるiVu画像センサにトリガ信号を送信します。iVuは、フランジの欠陥やボルトヘッドのでこぼこ形状、またはその他の欠陥がないか検出するために設定されています。iVu画像センサによって各部品が検査され、不良品が見つかると工程が停止されて不良品が自動化プロセスを通過することはありません。
iVu画像センサには、ライト、レンズ、ソフトウェア、タッチスクリーンが備わっており、この用途に最適なソリューションであると言えます。このセンサでは部品検査用のコンポーネントを1個設置すれば、PCを使用せずにタッチスクリーンでセンサをセットアップできます。ソフトウェアは直感的な操作が可能で、少しのトレーニングで使いこなすことができます。この用途ではマッチツールを選択します。そして、合格部品の検査パラメータを自動的に評価するためにセンサを「ティーチ」し、合格部品が満たすまたは上回る一致しきい値のパーセント値を設定します。iVuでは検査パラメータ範囲外のどのような部品でも高い信頼性で検出します。