自動車に取り付けられたガラスの検出
用途:ムーンルーフの存在検知
課題:透明なガラスの認識に関わる一般的な問題
解決法:バナーエンジニアリングのU-GAGE T30UXシリーズ超音波センサ
メリット:超音波によって、形状や色、透明性に関係なくガラスを高い信頼性で検出
製造途中の自動車が組み立てラインを運ばれていくとき、見過ごされた工程はないか、足りない部品はないか確認することが不可欠です。このような用途では、ムーンルーフが取り付けられていることを確認するために透明なガラスの存在を確実に検出できる検出ソリューションが必要になります。
説明
透明なガラスの検出は、自動車産業では一般的な課題のひとつです。従来型の光電センサの光学ビームは透明な材料を透過するため、信頼性の高い検知結果は得られません。ムーンルーフの透明なガラスを検出できるソリューションが必要です。
U-GAGE T30UXシリーズの超音波センサは、対象物に反射してセンサに戻ってくる超音波エネルギーのパルスを使用して、透明な材料を高い信頼性で検出します。T30UXは検出距離が長くリモートラインティーチ機能があるため、組み立てラインの上方に設置して、その下を自動車が通過するように配置できます。
この用途では自動ウィンドウ機能を使って簡単にすばやく検知範囲をティーチできます。その際、ティーチ位置の中心にウィンドウが自動的に配置され、オペレータは同じ範囲を2度ティーチします (この場合はムーンルーフが存在するときの範囲をティーチします)。