バーコードの有無と回転
回転域検出機能付きのiVu BCRバーコードリーダーは、製品パッケージのバーコードを読み取り、熱密封を行えるようにパッケージが正しく配置されていることを確認します。
顧客の要件:バーコードの検証と医療品包装の回転範囲検出
解決法:iVu BCRシリーズ 撮像素子ベースのバーコードリーダー
採用理由: カスタマイズ – バーコードの向きを検出できるようにビジョンセンサをカスタマイズ
スピード – ユーザーとの密接な連携によりカスタムセンサを迅速に納品
簡単さ – 受光角を簡単に設定できる直感的なユーザーインターフェイス
お客様のメリット
リモートタッチスクリーン – メニュー操作式ツールに従って検査のセットアップを実行
接続性 – イーサネット対応センサにより高度な制御および通信が実現
背景
ある大手医薬品メーカーでは多様な医療製品を製造しています。そのうち多くの製品は、シールされたパウチに個別包装されます。各パウチ袋には製品を識別するための1次元バーコードが付いています。この製品を出荷する前に、パウチ袋に正しいバーコードが記載されていること、ヒートシールのために正しい向きになっていることを確認する必要があります。
課題
通常は、バーコードを確認するために製造ラインでバーコードリーダーを1台使用して、パウチやバーコードの向きを確認するためにもうひとつ別のビジョンシステムを使います。しかし、この会社では、両方のタスクを高い信頼性で実行できるひとつの自動システムを必要としていました。
解決策
バナーはお客様と連携し、用途に合わせてiVu BCRシリーズのバーコードリーダーをカスタマイズしました。機能セットに回転範囲の検出機能を加え、システムオペレータが5°~180°の間でバーコードの向きの許容角度を指定できるようにしました。iVuが出力するのは合格/不合格の1つであるため、コードが正しく適切に配置されたパッケージのみがヒートシーラーに送られるようにすることができました。
iVu BCRによって、製造工程の柔軟性が大幅に改善されました。この高性能撮像素子ベースバーコードセンサは、最大30種類の検査を記録することができ、損傷したコードや歪んだコードなど、読み取りが困難なコードを含む幅広い1次元および2次元バーコードを読み取ることができます。
このセンサの設置と操作は簡単でした。iVu BCRのフォームファクターはコンパクトであるため、既存のインフラストラクチャに簡単に組み込むことができました。LCDフラットパネルタッチスクリーンには検査のセットアップを直感的に行えるインターフェースが備わっており、iVuの高度な機能にも簡単にアクセスすることができます。