大豆の高速カウント
用途:包装する大豆のカウント
課題:予測できない場所に様々なサイズの大豆が落下する
解決法:D10 光ファイバ増幅器
メリット:確実で一定した小さな物体のカウント
農産物の包装用途では、各パッケージの豆の数量が正しいことを確実にするために、大豆を素早く正確に数えることが必要です。重量に頼ったシステムを使う場合、含水率や種のサイズが異なるために、1袋当たりの種の数量に大きなばらつきが生じます。
大豆が落下する際の正確な位置を予測することは不可能であるため、正確なしきい値を設定した光ファイバアレイを、一瞬の判断に必要な高速電子機器を搭載したセンサと組み合わせるのが理想的なソリューションです。
説明
この用途を解決するために、バナーエンジニアリングは、D10Dエキスパートの技術に、小さな物体のカウント用に最適化された光ファイバアレイを組み合わせ、Q10エキスパートスモールオブジェクトカウンターを作りました。
スモールオブジェクトカウンターの光ファイバアレイを事前に構成することで、シングルポイントの投光器と受光器の光ファイバアセンブリを使用する場合に比べ、アライメントと物体の位置決め制御の重要性が低くなります。これにより、小さな物体のカウントを確実に一定して行うことができます。
センサ自体は小さな物体のカウント用にカスタマイズされており、小さな物体のカウント用途の実行に必要な機能が搭載されています。この用途では、長期間の使用により埃がたまりやすい環境であるため、変化する条件に合わせてセンサを調整できることが重要です。センサの自動補正アルゴリズムによって、環境に合わせてリアルタイムにしきい値が切り替えられます。光ファイバアレイの埃や汚染によるわずかな変化や周囲温度の変化による変化はマイクロコントローラによってフィルタされます。また、ヘルスモードアラームによって、予知保全のスケジュールを決定することもできます。長期にわたる障害のない稼働は、こういった機能によって確保されています。
ほとんどの用途において優れた性能と信頼性を発揮できる既定値の設定を使えば、スモールオブジェクトカウンターのセットアップと構成を簡単に行えます。セットアップと構成に関するすべてのオプションは、高度なセットアップメニューより利用できます。