ペットボトルを検出して製品の流れを調整

大規模な飲料品ボトリング会社 では、プラスチック製のペットボトルに多くの製品を充填しています。

各ラインでは未充填のボトルがエア搬送システムにより高速で搬送されます。ボトルの安定した流れを実現するには、ライン上での整列状態を把握することが重要です。しかし、高速で連続して透明ボトルを検出するのは困難な場合があります。 通常、光電センサは半透明の対象物を透過し、ボトル表面の反射光が予期不可能な挙動をすることがあります。超音波センサは透明体の検出に高い信頼性がありますが、精度が低く、ボトリング用途で必要とされる応答速度が得られません。

QS18 Expert 透明体検出センサ はエアコンベアの長さに沿って最も高い効果が得られる箇所に設置されます。各センサは透明体を検出するために受光設定検知モードに設定されます。ボトルがセンサと反射板の間を通過するときにボトルが検知ビームの光を吸収し、センサのマイクロコントローラがその変化を検出します。センサによって渋滞や隙間をすばやく検出することでボトルの流れをスムーズに管理することができ、ダウンタイムが短縮されて工場全体の効率が向上します。 

バナーのQS18センサは透明体検出用の高性能ソリューションです。透明、半透明、不透明な対象物を高い信頼性で検出するために、偏光同軸光学設計が採用されています。応答速度は400マイクロ秒と早く、このような高速ボトリング用途に最適です。このセンサには埃の堆積や周囲温度の変化による影響を自動的に補正する「透明トラッキング」アルゴリズムが搭載されており、センサの信頼性と耐久性がさらに高まります。

QS18は多様な用途に対応し、コスト効率に優れた使いやすいセンサです。18 mmのネジ式レンズと複数の取り付けオプションがある汎用ハウジングデザインは、簡単に設置できるようになっています。センサの設定にはリモートティーチ入力や押し応えのある押しボタンが用意されており、すばやい導入が可能です。