反射性のある未完成の缶の検出
用途:反射性のある未完成の缶の検知
課題:反射体による偽検知の可能性
解決法:WORLD-BEAM Q20偏光回帰反射型センサ
メリット:反射板から戻ってくる光のみを検出するように設計されたQ20により、反射体と缶を区別できる
反射体や透明体の存在を検知することは多くの用途で困難な課題となっていますが、設置スペース、コスト、便利さなどの点から通常は回帰反射型センサが最適なソリューションであると考えられます。
回帰反射型の検知方法では、センサは反射板から戻ってくる反射光を検出します。しかし、反射体はそれ自身が反射板となることでセンサまで十分な光が反射して戻ってくるため、その検知結果は信頼性のないものになります。そのため、反射体から戻ってくる光を無視して、反射板から戻ってくる光のみを検出できるソリューションが必要になります。
説明
WORLD-BEAM Q20偏光回帰反射型センサでは偏光フィルタを使用することで反射板から戻ってくる光のみを検出し、反射体から戻ってくる光を無視します。自然光にはさまざまな偏光の波長が含まれています。偏光フィルタを備えた光電センサでは、特定の偏光の光波のみが投光および検出され、その他の不要な光波は無視されます。
この用途では、センサは反射板から戻ってくる光のみを検出するように設計されています。未完成の缶がセンサと反射板の間を通過するとき、缶から反射する光は反射板から戻ってくる光とは異なる偏光が含まれます。そのため、ビームは缶によって遮断され、出力がトリガされます。